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『世界最古の国』日本

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正月事始め

2020年12月7日の『大雪(たいせつ)』が終わり、12月22日の『冬至』・31日の『大晦日・大祓い』、そして新年を迎えようとしていますが、何かとせかせかし慌しい1ヶ月だと思います。

 

 

 

 

 

そして、真冬に入り1日を通して寒い日が多くなってきており、身体の動きも鈍くなってきている今日この頃と言う方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

そんな中、古くから『日本の年中行事』のひとつである『正月事始め』が12月13日に全国の神社仏閣や家庭、また百貨店や商店街などさまざまな場所で行われます。

 

 

 

 

 

やはり、ここでも『13』と言う数字が出てきましたね。

 

 

 

 

ユダヤ教』では『13』は聖なる数字とされていますが、『キリスト教』では不吉な数字となっています。

 

 

 

 

どちらにしても何か気になる数字ですが『日本』でも年末の12月13日に『正月事始め』になったのは、やはり何か繋がりがあるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

正月事始め』とは、読んで字のごとく『正月』を迎えるための準備を始めることで、特に『煤払い』や新年に『年神様』を迎えるための『門松』の準備をする日本独自の風習になります。

 

 

 

 

 

中でも、『煤払い』は一年の厄払いの役目として、数多くの神社仏閣で「竹のほうき」を使い煤を払っているのを目にした方も多いと思います。

 

 

 

 

これは元々、宮中行事のひとつで平安時代にはすでに、この行事が行われていたようです。

 

 

 

 

その後、室町時代に入ると『鎌倉仏教』など様々な宗教(仏教・神道)が確立し、神社仏閣では神仏に対しての『煤払い』が定着し、江戸時代になって、江戸城や各大名屋敷などの建物を『煤払い』しているうちに、庶民にも広まっていきました。

 

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現代では、「大掃除」は1日でババっとやってしまう方が多くなりましたが、昔は約半月をかけて掃除をしていたんですね。

 

 

 

 

そして、『煤払い』の煤とは今でいうホコリのことです。

 

 

 

『文明開化』以降、電気やガスなどの産業発達により、薪で火をおこしたり、植物性の油で夜を過ごすなんてことは無くなりましたが、江戸時代まではこれが当たり前でした。

 

 

 

 

そこから出る煤を、特に目に見えない煤は空気に舞って天井へと昇ってしまいます。

 

 

 

 

それを掃除して、一年の厄落としとしたのが『煤払い』です。

 

 

 

 

江戸時代の川柳で面白いものがありまして、「13日、白い野郎は叱られる」という句があります。

 

 

 

これを見るからにみんなが大掃除をして顔中が真っ黒になっていることが想像できますが、逆に白いやつはサボっているってことですね。

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その後、江戸の町ではこぞって銭湯へ行き、煤を洗い流して(厄落とし)、家も身体も綺麗にさっぱりしたところで宴会が広げられていたそうです。

 

 

 

 

今でいう『忘年会』ですね!

 

 

 

 

 

さて、『正月事始め』にはほかにも『門松』の松や竹を山に取りに行ったりしていましたが、これは『年神様』を迎えするための神域の役目をしていました。

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神社などの『御神木』と同じものですね。

 

 

 

 

それを目印に『年神様』が降臨し、家の繁栄を願ったわけですが、「鏡餅(かがみもち)」はこの『年神様』へのお供え物として、供えられていました。

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今ではごく当たり前のように、飾っている『門松』や『鏡餅』も、そもそもは家の繁栄の願掛けとしてやっていたと言うのを知ると、よりいっそう大切な風習ということが分かります。

 

 

 

 

また、2020年の『冬至』は12月21日です。

 

 

 

 

この日は太陽が出ている時間が一番短くなっていますが、逆に言うとこの日を境にドンドンと太陽の出ている時間が長くなっていくという考えから『一陽来復』と呼ばれています。

 

 

 

 

 

夏至』を境に少しずつ太陽のパワーがなくなり、『冬至』を境にまた太陽のパワーが復活し、運気も上昇していくという考えです。

 

 

 

また、天文学的にも12月22日は「土星」と「木星」が大接近する日で、これは800年ぶりの貴重なことのようです。

 

 

 

 

800年前と言ったら『日本』では『鎌倉時代』。そう思うと非常に貴重な体験が出来るんだなと感じてしまいますね。

 

 

 

このように、12月13日以降、自宅や勤務先など綺麗にし運気も上げ、来たる新年を迎えて、来年こそはより良い年にしていきたいものですね。