最近、日中の暑さと新型コロナウィルスの影響により、いまだにマスクを着用しての生活を強いられている方が多いと思います。
気温が30°cを超えるこの時期のマスクの中の湿度はほぼ100%となっているらしいので、余計息苦しさを感じる方や、2歳未満のお子さんに限ってはあまりマスクをすると熱中症にかかってしまう可能性もあるなどとも言われているので、対策も大変だと思います。
ちなみに、うちの下の子まだ2歳ですが、保育園内では先生方たちは着けていますが、園児たちは着けてないそうです。
さて、話は変わりますが2020年の6月21日は何の日か皆さんはご存知でしょうか?
一年の中で世界中、太陽が一番長い日照時間がある日。
『夏至の日』
になります。
そして、この日に太陽が通る場所、いわゆる『レイライン』と言うものがあります。
その中で、『春分の日』でも取り上げた神奈川県にある『寒川神社(さむかわじんじゃ)は、夏至・冬至・春分・秋分の日すべてを通る神社となっています。
それだけでも、ご利益がありそうですね。
そしてその『レイライン』は、
『鶴岡八幡宮』→『寒川神社』→『諏訪大社 上社本宮』となっているんです。
さらに他にも『レイライン』がありまして、これも不思議と思ってしまうくらい、重要な拠点を『夏至の日』に通っているのです。
そのラインとは
『鹿島神宮』→『皇居(江戸城天守閣)』→『富士山』→『伊勢神宮』→『霧島神宮』
このラインは『夏至の日』の日出・『冬至の日』の日没と重なっていることから、太陽神である『天照大御神(アマテラスオオミカミ)』と深い関係のある場所になっているんです。
そして、さらに面白いことに、『伊勢神宮』参拝の順路として、始まりの神社である『二見輿玉神社』。
この神社で有名な『夫婦岩』の間から、『夏至の日』前後2週間だけ、太陽が昇るような位置にもなっているのです。
特に晴れた日はそのあいだから小さくではありますが富士山も見えて、そこから太陽が昇るように見えると言う、なんとも絶景ポイントにもなっています。
私がこの時期に見に行った時は、ガスってて全く見えませんでしたがね。
ただ、これを見に朝の4時半前からたくさんの観光客がいましたので、皆さんも一度は是非この体験をしてみて下さい。
きっと一生の記念になると思います。
私もまた必ず行って、一度この『御来光』を拝みたいと思っています。
さて、2020年の『夏至の日』6月21日ですが、その前日の6月20日は『一粒万倍日』と『天赦日』と言う日が重なる日で、年に2〜3回しか無い特に良い日となっています。
そして、さらに『父の日』と『大安』と言う良い日が重なっているんですね。
しかも、2020年は土日がこの日2つの日と重なっており、さらに観光としては訪れやすい日となっているんです。
ただ、今年は「不要不急」の外出は控えてとの要請がある中でなので、中々そうゆう訳にも行かないとは思いますが、この事を知っているだけでも何かご利益がある気がします。
ちなみに私は地元の神社に参拝しようかと思っています。
(地元の神社は『伊勢神宮』を総本社としている神社なので。)
さて、話は『夏至の日』に戻しますが、『冬至の日』のように全国で行われるような有名な風習があまり無いんですよね。
ただ、関西ではタコを、関東では小麦を使った小麦餅を食べる風習があります。
これは、前者は稲の根が「タコの足」のように根強く、さらに8本の足があることから広く根付くようにと願いを込められて、「タコ」を食べるそうです。
また、後者の関東地方では二毛作が広く行われており、この時期に小麦を収穫し、さらに田植えをしていました。
こうしてみると、全国各地で食べる物は違えど「稲作」という共通の、生きていくために必須な農耕というのが原点にあるんですね。
次回は、『夏至の日』あたりに食べられる旬な食べ物についてもう少しだけお伝えしたいと思います。