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『世界最古の国』日本

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小倉百人一首

2020年5月26日、午前0時を以ってとりあえずはようやく『緊急事態宣言』が解除されましたが、まだまだ気の抜けない状態が続くと思います。

 

 

 

 

 

そんな中、特にお子さんがいる家庭ではトランプやウノなど、アナログ版のゲームを楽しむ家族も増えたのではないでしょうか。

 

 

 

 

我が家でも、『小倉百人一首』を去年買い、それをみんなで楽しんでいました。

 

 

 

 

 

そして、ちょっと調べると中々面白いように繋がっていくことが分かりました。

 

 

 

 

 

と言うのも、何故か18番目の『藤原敏行(ふじわらのとしゆき)と言う人物が気になってしまい、ちょっと調べるとまたか!と思ってしまうほど、ある場所や人物につながってくるのです。

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彼は平安時代の和歌の名人である『三十六歌仙』にも選ばれるほどの人物で、書道の大御所で『三跡(さんせき)』のひとりである『小野道風(おのみちかぜ)』にも、古今最高の能書家として、『空海』ともに賞された人物です。

 

 

 

 

 

 

『住(す)みの江の 

      岸によるなみ  

            夜さへや  

   夢の通(かよ)ひ路(ぢ) 

            人目もくらむ』

 

 

 

 

現代語に訳すと

『住の江(今の大阪府住吉区)の海岸によせる波ではないけど、昼だけでなく夜までも、どうしてあの人は夢の中の通い路ですら、人目をさけているのだろうか。』

 

 

 

 

と言う意味になります。

 

 

 

とは言っても少し分かりづらいかもしれません。 

 

 

 

通い路と言うのは、通い道と言ったほうが分かりやすくなります。

 

 

 

夢の中だと、基本的には思い通りのはずなのに、それですらもあの人(想いを寄せている人)は人目をさけているのはなぜだろうか?

 

 

 

 

と言うことですね。

 

 

 

 

海岸に打ち寄せる波は昼も夜も変わらずに打ち寄せていますから、これに「昼も夜ですら」と言うことばを掛けているのです。

 

 

 

 

 

想像してみると、海の波と言う自然現象と恋愛(?)と言う想いを馳せているだけでうまくいかないと様子が目に浮かぶ気がします。

 

 

 

 

現代社会でも、失恋をしたらよく海に行ったりするのがドラマや映画に描かれているのはこういった所からの島国『日本』で生まれた日本人としての遺伝子でもあるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

また、藤原敏行は京都にある『神護寺(じんごじ)』にある梵鐘は国宝になっていますが、現在は一般公開はされていません。

 

 

 

この梵鐘は詞を「橘広相(たちばなのひろみ)」と言う文章博士や参議を務めていた文人が、銘は「菅原是善(すがわらのこれよし)」

がつくり(菅原道真の父です。)、字を藤原敏行が書いたことから、『三絶の鐘』と呼ばれています。

 

 

 

 

さらに、この書法は『小野篁(おのたかむら)』などの流れをくんでいて、兄弟は藤原敏行の妻にもなっています。

 

 

 

 

ちなみに先述した「小野道風」は小野篁の孫にあたり、小野篁自身も『小倉百人一首』に選ばれています。

 

 

 

 

 

 

ここで、あれ?

 

 

 

と思ったわけです。

 

 

 

 

 

小野篁といえば以前、『小野照崎神社』と言う神社を参拝させて頂いたことを伝えましたが、ここで繋がってくるんですね。

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↑(上記の御朱印は、令和元年の『即位礼の儀』と『大嘗祭』を記念した『小野照崎神社』

特別御朱印です。)

 

 

 

 

 

 

そして、藤原敏行陸奥出羽按察使(むつでわのあぜち)とよばれる、陸奥国出羽国を監督する官職に就いています。

 

 

 

 

 

出羽国と言えば、これも以前お伝えした『出羽三山神社』ですね。

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この山を登って辿り着いた神社なので、余計身近に感じてしまうんです。

 

 

 

 

 

そして、ここは(特に『月山神社』)は『伊勢神宮』と『陰と陽』の関係になっています。

 

 

 

 

このように、なぜかポイント、ポイントで繋がってくるんですね。

 

 

 

 

 

 

さて、本日5月27日は「百人一首の日」でもあります。

 

 

 

 

これを機会にみなさんも『小倉百人一首』にふれ、歌人の生い立ちなどを調べてみてはいかがでしょうか。