前回、「トーマス・グラバー」はイギリスの武器商人であり、坂本龍馬などが設立した、「亀山社中」が仲介役となり、薩摩藩に軍艦や武器を大量にを売り、それを長州藩に横流し。
実際には、長州藩がお金を支払っていましたが、これにより長州藩は幕府軍に勝利し、その後幕府軍は衰退。
そして、明治維新につながっていきました。
このグラバーはイギリス商人として、その後の日本の発展を手助けしていくことになりますが、彼にはもうひとつ裏の顔があります。
その裏の顔と言うのが、
『フリーメイソン』
さらに、フリーメイソンの総本部があるのがロンドン。
そして、このイギリス金融、さらには郵便や鉄道などまでも裏で支配し続ける、ある一族がいます。
その一族の名が
『ロスチャイルド家』
この一族はもともと、『神聖ローマ帝国』時代のフランクフルト出身であり、『マイヤー・ロートシルト』がドイツで銀行家として、成功したことをきっかけに、ヨーロッパ最大の「財閥」としての基礎を築きあげたところからスタートします。
そして、5人の息子たちにヨーロッパ各地に派遣し、さらなる銀行業の拡大に成功させます。
長男を本拠地であるフランクフルト
次男をウィーン
三男をロンドン
四男をナポリ
五男をパリに。
兄弟が一丸となり、情報伝達の共有することで資産を増やしてきましたが、いちばん最初のきっかけは『フランス革命』以降、ドイツに綿製品が高騰していました。
しかし、『産業革命』で綿製品を大量に作れるようになったイギリスに移った三男である「ネイサン・ロスチャイルド」がこれを安価で大量に購入。
これをドイツに送り莫大な利益を得ることになります。
さらに、『フランス革命』後に『皇帝』となった「ナポレオン」がヨーロッパをの大半を勢力下におくようになると、敵対するイギリスに対して、貿易を禁止するようになりました。
これにより、イギリス本土やイギリスの植民地で生産していた綿製品・コーヒー・砂糖などの物資がヨーロッパ諸国で高騰。
イギリスでは逆に暴落し、安価で手に入るために、ネイサンが大量に購入しヨーロッパ各地にいる兄弟たちに独自のネットワークを駆使し、売りさばく事によって、『ロスチャイルド家』は莫大な利益を得ることになりました。
さらに、物資不足に悩まされていたヨーロッパ諸国の民衆はこれにより、物資が手に入るようになり、大変喜ばれることになりました。
これで、資産も信用も手に入ることが出来たのです。
そして、最大の利益を得たきっかけは「皇帝・ナポレオン」率いるフランス軍とイギリスなどの連合国軍・ドイツ軍との最後の戦争となる『ワーテルローの戦い』です。
この戦いでイギリスが負ければイギリス公債が大暴落。
勝てば高騰するという状況でした。
この時、すでに「ネイサン・ロスチャイルド」は投資家たちには『先見の明』がある者として、知れ渡っていました。
また、『ロスチャイルド家』のネットワークでいち早く情報を得ることが出来ると知れ渡っていた投資家たちは、彼の動向を常に伺っていました。
実際に、いち早くイギリスが勝利したという情報を得た「ネイサン・ロスチャイルド」は、これを利用し、まずイギリスが負けたとし、イギリス公債を売りに出します。
これを信じた投資家たちも一気に売りに出します。
これにより、イギリス公債が大暴落。
そこで、「ネイサン」はイギリス公債を買い占め、当時のロンドン証券の公債の株を1日で、60%買い占めました。
その後、イギリスが勝ったという正確な情報が入ると、イギリス公債が大高騰。
それにより、『ロスチャイルド家』はさらに莫大な利益をもたらすのです。
俗に言う
『ネイサンの逆売り』
これにより、「ネイサン」は兄弟の中でも『総司令官』と呼ばれ、他の兄弟は『師団長』と呼ばれるようになりました。
さらに、フランスの元々、貴族に与えたられた『de』と言う称号を得ます。
出ましたね。
『Dの意思』
これにより莫大な資金を手にした『ロスチャイルド家』は金融などで利益を拡大。
その後、影に隠れ世界を動かしていくことになるなのです。
それを証拠に、現アメリカ合衆国大統領、アメリカ合衆国商務長官などに過去支援していました。
アメリカ合衆国=世界の警察
それに支援している『ロスチャイルド家』
まさに世界を牛耳っていますよね!
そして、日本にも繋がりをもらたしてきますが、それはまた次回に。