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『世界最古の国』日本

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日本の中央にある神社 その②

今回は、前回もお伝えした『生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)』と、そこから車でほど近くにある「別所温泉」地内にある寺院の『北向観音(きたむかいかんのん)』についてもう少しだけお伝えしていきたいと思います。

 

 

まずは『生島足島神社』からですが、ここの主祭神である「生島大神(いくしまのおおかみ)」は『生きとし生きるもの万物に生命力を与えてる神』。

そして「足島大神(たるしまのおおかみ)」は『生きとし生きるもの万物に満足を与える神』とお伝えしましたが、この2柱の神様は共に日本全体の国の御霊(みたま)として奉祀され、太古から国土の守り神として仰がれている最も極めて古い由緒のある2神でおり、それぞれが『生島魂大神』・『足島魂大神』と称されてもいる大神であります。

 

 

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さて、ここまでは前回にも少しお伝えした事ですが、この神社には摂社がありましてその摂社と言うのが『諏訪神社(すわじんじゃ)』になります。

 

諏訪神社と言うと主祭神である『建御名方富命(タケミナカタトミノミコト)』ですが、実は『国譲り』の際に諏訪の地を目指したタケミナカタは、一時期この地に立ち寄りイクシマ・タルシマオオカミに半年間もの間、米粥を煮て献ぜられて奉仕していたと伝わっています。

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そのような関係からここ『生島足島神社』にも摂社として『諏訪神社』があるのですが、面白い事に『諏訪大社』(諏訪神社の総本社で、信濃国一宮である神社)の祭で有名な「御柱祭(おんばしらさい)」もこの神社で行われているのです。

 

 

また『生島足島神社』の「御柱祭」も『諏訪大社』と同じく7年に一度、寅と申の年に行われています。

 

 

と、ここでちょっとあれ?と思ったのが…。

 

 

長野市にある『善光寺(ぜんこうじ)のご 御開帳も7年でしたね!

ただし、善光寺の方は丑と未の年に行われているのですが。

 

 

 

干支の順番では7年毎に善光寺の御開帳、さらに翌年に生島足島神社諏訪大社御柱祭

 

 

勘の良い方はもうお気づきでしょうが、鬼門である「丑・寅」と裏鬼門である「未・申」に当てはまるのです。

 

 

まさに、鬼門・裏鬼門を護るように行われているんですね。

 

 

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↑上記の①が善光寺、②が生島足島神社、③が諏訪大社上社本宮になります。

 

 

これを見てもらうとあれ?と思いませんか?

 

 

生島足島神社を中心にこの2つの寺社が位置しているのです。

 

 

そして以前、善光寺諏訪大社は『百済系』の人々によって建立されたと言うのをお伝えしましたが、実は生島足島神社も『百済系』の名残りを残している神社だったのです。

 

 

その証拠と言うのが、この神社の様式そのものであり、神池と呼ばれる池に囲まれた島(神島)に御本社を置くと言う「池心宮園地」と呼ばれる出雲式園地で、日本最古の様式のひとつだったのです。

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これで全ての点と点が繋がりましたね!

 

 

そして、出雲系の神々の事を『国津神』と呼ぶ由縁もこの神社から読み取られますよね。

 

なんと言っても、日本全土の神様ですから!

 

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そして、日本の中央に位置し太古より『日本総鎮守』の神社となっている生島足島神社、是非皆さんも訪れみてください。

 

こういう歴史も踏まえつつの参拝だと、また違った角度から見えて楽しいですよ。

 

実際、自分は雰囲気も良くなぜかウキウキした気分で終始参拝させて頂きました。

きっと七五三のシーズンでもあったと言うのだと思いますがね。

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さて、今回もやはり少し長くなってしまったので、次回はまた少しだけ生島足島神社の事をお伝えして、その後に北向観音堂についてお伝えしていきたいと思います。