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『世界最古の国』日本

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ヤマトタケルと平将門の結界 その①

今回は前回もお伝えしたヤマトタケルのお話を少しと『平将門』にまつわる江戸の神社のお話を少しずつしていきたいと思います。

 

なぜか、毎回長くなってしまうのはご勘弁を…。笑

 

さて、ヤマトタケルが白鳥になり大和の方角に向かって舞い上がっていきましたがその後、妙見(北極星)に行ったと千葉県の由来でもある千葉神社では伝えられています。

この千葉神社主祭神は『天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)』で、この神様は『造化の三神』の一柱で世界が出来て最初に高天原(アマテラスや他の神々が住んでいた場所)で生まれた三柱のうちの神様になります。

また、アメノミナカヌシは『至高の神』と言われて最高の神とされていました。そこと仏教の北極星を神格化した『妙見菩薩(みょうけんぼさつ)』が神仏習合で同一化した事で、ヤマトタケルがこの千葉神社の祭神になったのです。

 

そして、この千葉神社の社家の千葉氏は平常平(たいらのつねひら)が現在の千葉県を治める事により改名したのが始まりになります。

ここで、驚く事にこの平常平は『平将門』の5代後の子孫だったのです。

 

このように、ヤマトタケル平将門が繋がってくるのです。

ヤマトタケルから伊吹山に行く前に妻の『宮簀媛-ミヤズヒメ』に『草薙剣』を預かりそれを護るために建立したのが愛知県名古屋市にある『熱田神宮』です。

そして、ミヤズヒメの末裔の尾張氏が今もなお熱田神宮の社家として御守りし、熱田神宮は『伊勢神宮・内宮』に次ぐ神社になっていったのです。

 

さて、ここで鳥越神社に話を戻しまして、白鳥神社と呼ばれたこの神社ですが、前九年の役源義家がこの地に訪れた時に白鳥が飛んだのを見て浅瀬がある事を知り、渡ることが出来たのでのちに『鳥越大明神』という社号を奉りこの名前が付いたとあります。

そしてもう一つ不思議な話がありまして、平将門の乱で討たれた将門は京都の七条川原で晒し首になりました。その首は数日たっても全く腐らずにいたそうで、切り裂かれた胴体を求めて京都から飛んで行きました。

その首がこの神社を飛び超えて行った事から「とびこえ→とりこえ」と訛り、この名前になったと言う伝説です。また、この神社には「手」が埋められていると言う伝説もあり、社家は千葉氏の一族に当たる鈴木氏になります。

と、このように少なからず平将門に関わっていた神社なんですね。

また、例大祭の千貫神輿(大きな神輿)は浅草の「浅草寺」と共に東京都内最大級の神輿となっていて、これも見どころです。

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続いて②の『兜神社(かぶとじんじゃ)』ですがこの神社には平将門の兜を供養の為に埋めたとか、この地にある「兜岩」に源義家後三年の役の帰還の際に東国平定を祈願とする為に兜を埋めたと伝えられています。

また、明治になり東京株式取引所(現・東京証券取引所)がこの地に設立され、取引所がこの神社の氏子総代になりました。そのような事から信仰を集めこの地の名前でもある「兜町」と言えば東京証券取引所の事を指すようになります。(この地名の由来は兜神社から来ています。)

 

そしてこの将門にまつわる北斗七星の中でも最も有名で、テレビや雑誌等でも毎年のように特集されている「将門首塚」が③に当たる場所にあります。

この場所は今の大手町にあり、かつての江戸城の大手門(正門)のすぐ近くにあります。

ここの伝説としては、京都から将門の首がカラダを探しに飛び出したが、ついに力尽きてこの場所に降りたったと言うもので、他にも色々な都市伝説が残っている場所になります。

例えば、関東大震災後の跡地に都市開発としてこの地に大蔵省の仮庁舎を建てようとした際に、工事関係者や職員、また当時の大蔵大臣が相次いで怪死する事件が起きたので、中止になったことや、第二次世界大戦後にGHQによる区画整理の際に、工事の為に使用していたブルドーザーがひっくり返るなどの事件が起こり、これらが将門の怨念と言う事で手付かずの場所になりました。

おかげでと言うのはおかしいですが、その為現在ビル群が立ち並ぶ中で緑のある場所になり、参拝される方は意外にも怨念によっての怖いと言うイメージよりもむしろ、神聖な場所(神社)と言うイメージになる方も多いのです。

 

と、ここまで将門の北斗七星に関する①〜③までお伝えしてきましたが、次回は④からお伝えして行きたいと思いますので、乞うご期待を!よろしくお願いします。