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『世界最古の国』日本

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江戸の結界 その①

今まで伊勢神宮と関連して、色々とお話をしてきましたが今回は首都、東京のお話とそれに関連する様なお話をしていきたいと思います。

さて現在、上皇天皇をはじめ皇族の方々のお住まいになっている『皇居』ですがそれ以前は『徳川幕府』の中枢部であったのは皆さん、周知の通りだと思います。

この通称、江戸城(千代田城とも呼ばれる)は外郭を含めると日本最大の城郭になりまして、西は四谷辺りから東は両国辺りまで、さらに北は飯田橋や水道橋辺りから南は新橋辺りまでと広大な範囲をほこり、その中で政治や経済、文化が発展し当時、「世界最大の人口都市」として栄えて言ったのです。

そして、この江戸城を護るようにして鬼門に『神田明神』がそのさらに奥に徳川家の菩提寺としてなった『寛永寺』があるのです。

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そしてこの神田明神主祭神ですが、『オオクニヌシ』『スクナビコナ』そして『平将門』の3柱であり、元々この辺りは伊勢神宮に献上する為、または皇族の方々に献上する為の神田であった場所なので、神田(かんだ)と言う地名がついたそうです。そして、この地に出雲系の人々がやってきてオオクニヌシを祀る為に創建したのがこの神田明神と言われています。

そして、神田明神は『江戸総鎮守』とも言われいて、神田祭の際に山車は将軍が上覧する為に江戸城内に入った事から『天下祭』とも呼ばれるようになりました。

それだけ、徳川将軍家にとって崇敬されていた事が分かりますね。

また、皮肉にもアマテラス(伊勢神宮)とスサノオオオクニヌシは子孫)の関係がありさらに言うと『三種の神器』の一つでもある『八尺瓊勾玉』が現・皇居に保管されていると言う因果関係も面白いですよね。

この『三種の神器』と言うのは『八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)』『八咫鏡(やたのかがみ)』『草薙剣(くさなぎのつるぎ)』で上から順に皇居・伊勢神宮(内宮)・熱田神宮に保管されていると言われています。

また、八咫の鏡=アマテラスであるとされており鏡を『陽』、八尺瓊勾玉は形から月(ツキヨミ)に見立ているので『陰』となり、草薙剣スサノオヤマタノオロチを倒した際に見つけたものである事から『三貴神』に繋がっており、天皇即位の際の儀式にはこの3つが揃う事になっています。

と、このようにいまの皇居を中心とする東京は『古事記』などにも繋がってくるのですが、当時はまだ八尺瓊勾玉は『京都御所』に保管されていたので分かりませんが、この様な事を踏まえつつ散策をしてみるとまた面白いかも知れませんね。

さて、江戸城を中心に鬼門となる場所に神田明神寛永寺が存在するとお話をしましたが、この上野にある寛永寺天台宗の別格大本山と寺で3代将軍『家光』が開基し、初代将軍『家康』のブレーンとして、江戸初期の朝廷・宗教的な政策に深く関わってきた『南光坊天海』が開山しました。

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そして、この天海ですが少し面白い話があるのですが、また少し長くなってしまったのでこの続きは次回にしたいと思います。