前回は「天孫降臨」とその際に起きた「国譲り」の話をしましたが今回はキリスト教でも最重要な祭でもあるイースターの話をしていきたいと思います。
その前に少し戻って前回、邇邇芸尊(ニニギノミコト)はアマテラスの孫で神武天皇(初代天皇)の曽祖父と言う話をしました。また、ニニギは五穀豊穣の神としても祀られています。今でこそ、五穀豊穣と言う言葉があまり身近ではない気がしますが、ほんのちょっと前まではこれが一番重要な御利益でした。(農作物が育たなければ死に直結していたため)
そしてこの天孫降臨こそが本格的に半島から大陸の渡来人がこの列島に侵略して来た事を示しているのです。それを証拠に、中国東北部・朝鮮半島から弥生時代に鉾は武器と伝わってきたとなっており、また天孫降臨し、おりたった地の高千穂峯山頂には『天逆鉾』と言う鉾が刺さっているのです。
ここでちょっとした豆知識をひとつ。
あの幕末で最も人気な「坂本龍馬」が京都・寺田屋で襲撃された際に薩摩藩(現・鹿児島)に匿わられ、鹿児島で療養中に妻である「お龍」と共にこの高千穂の天逆鉾を拝見しに訪れ触ったと言うのです。そしてこれが日本人初の「新婚旅行」とされており、その時の様子を事細かに姉である「乙女姉さん」に手紙で送ったそうです。
さて、ここまでは日本神話のお話をしましたが、次はキリスト教の最重要な祭でもあるイースターのお話をしていきたいと思います。
イースターと言うのはキリストが磔にされ、死亡した3日後に「復活」した事を祝う日で春分の日の次の満月の週の日曜日に行われる祭日です。また、イースター・エッグとイースター・バニーと言うのがあり、イースター・エッグはマグダラのマリアがキリストの復活をローマ皇帝に謁見した際に赤い卵を献上したとされる説があります。この赤いと言うのはキリストの血、また生命を表す事から復活を祝福するものとされています。ただし、今ではカラフルな色で染めているエッグの方が多いですけどね。
そしてイースター・バニーと言うのは西欧のみでの定着ではありましたが、ウサギは子供を多く産むので、豊穣の象徴とされています。
ここであれっ⁉︎と思ったのは天孫降臨のニニギも五穀豊穣の神と言う事です。
さらには天孫降臨もイースター(復活)も天から降りて来てその後の歴史に多大な影響を与えると言う事です。
そしてそれぞれが独自の文化を作りだしていくわけですが、このイースターと言うのも日本ではここ数年で認知度が広まったのはすでにご周知でしょうが、それを一気に広めていったのはあのミ○キーでも有名な、デ○ズニーなのです。そして、その創設者のウ○ルト・デ○ズニーは世界最古で最大規模の秘密結社であるフリーメイソンの一員であるとされているのです。
この繋がりには驚きましたが、もっと気になったのは何故この時代に分かる人には分かるような事をしているのでしょうか。少し、怖いくらいです。
と、ここまで話して来ましたが次回はまた少し日本とキリスト教、さらにフリーメイソンの繋がりについて紐解いていきたいと思いますので、是非お楽しみに!