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『世界最古の国』日本

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スサノオと渡来人、そして大和朝廷へ その②

前回、ヤマタノオロチの話は実は渡来人(百済系)の人々による、斐伊川の上流での土木作業で大河の氾濫を防ぎ、さらに砂鉄から製鉄を作り出し剣や武具などを生産してもう一つの勢力、アマテラス(新羅系)に太刀を献上し、出雲国の領地を平定するのを許されたと言うお話をしましたが、ここで面白いお話がもう一つ!

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埼玉県にある『武蔵一宮 大宮氷川神社』、ここの主祭神スサノオです。

この地はかつて、荒川の氾濫が相次ぎ続いて困っていたので、水神であるスサノオを祀り氾濫を治めたそうです。また、この荒川(大宮氷川神社)より下流の地には至るところに氷川神社と言う神社があり、氷川信仰と言うものも生み出します。

なかでも有名なのは赤坂にある赤坂氷川神社ではないでしょうか。ここは東京の祭りでも10本の指に入るくらい有名な場所でもあります。

と、ここでまた「あれれっ!!」と。

斐伊川(ひいかわ)と氷川神社(ひかわじんじゃ)なにか似てませんか?

そして、荒川とヤマタノオロチの話もなにか似てませんか?

そうです。字の如く、氷川神社のひかわとは斐伊川の名前からなぞって名付けられたと言う説があるのです。島根県斐伊川を整備した百済系の人々が関東のこの地にもやってきて、この地も整備した結果、氷川神社また氷川信仰と言うものが生まれたのです。そして、水神でもあるスサノオ主祭神として祀り、崇めました。これも百済系のトップである人物(スサノオ)を崇めるのは遠い地から来た人々にとっては当然の事の様な気がしてなりません。

また、この荒川の「荒」と言う字、スサノオはかつて暴れん方で荒れ狂っていてその結果、『岩戸隠れ』の話にもなったと言う事から、この字が共通しているモノも感じてしまうのは私だけでしょうか?

さらに面白い話をもう少し。

この荒川の支流に隅田川と言う川があります。この隅田川は花火大会をTVで中継するくらい有名ですよね。

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これを下っていくと浅草を超えて少し行くと「向島」と言う地名があります。

この地は江戸時代に凄い勢いでで発展した浅草から見て橋を渡って向こうの島にあると言う事からこの名前がついたと言う説があります。

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そしてこの向島周辺には『牛頭天王(こずてんのう)』が多くの寺社で祀られており、この牛頭天王スサノオは日本では神仏習合スサノオと同一なものとされているのです。

さらにこの場所でも百済系の人々が住み着いていたと言うのです。

こうして見てみると、大河の近くでは百済系の渡来人(その子孫たち)の技術で氾濫を防いだり、文明を発展させているのが分かります。また、スサノオ百済系のトップ)を祀る事によって自国の信仰を世に広めていったのではないでしょうか。

そう考えると、今スサノオ主祭神として祀られている地域を見る目も変わって来ますよね。

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また、スサノオヤマタノオロチから発見し、アマテラスに献上した太刀、『草薙剣』が御神体として祀られている『熱田神宮』。

ここも不思議な事にこの地のすぐ近くに木曽三川と言う三角州になっている川が流れていると言うのも面白いです。

さて、話をようやく戻して伊勢神宮の内宮に戻る訳ですが、少し長くなってしまったので、次回に話そうと思います。

やっぱり行けなかったかぁ^^;