2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
今回は『赤坂田町』にあった『時の鐘』をお伝えしたいと思いますが、これがどうも複雑でして。 と、いうのも赤坂の高台にあった『円通寺』にはじめは『時の鐘』が建てられましたが、その後の大火で寺院が焼失。 その際に、南側の同じ名の寺院に移転したとさ…
今まで『石町』の時の鐘から『上野』・『浅草』と紹介してきましたが、今回は『市谷亀岡八幡宮神社』で鳴らしいていた『時の鐘』をお伝えしたいと思います。 この『市谷亀岡八幡宮』はもともと江戸城を築いた『太田道灌(おおたどうかん)』が城内に江戸城の…
前回、『江戸前』と呼ばれる理由とその地域についてお伝えしましたが、今回は特に現在、東京の観光名所などで目にしたり、聴いたりする『江戸前寿司』と『江戸前蕎麦』、そして『天婦羅』についてお伝えしたいと思います。 というのも、これには江戸庶民たち…
前回、前々回と『上野』『浅草』の『時の鐘』をご紹介してきましたが、今回はちょっと話をずらしまして『江戸前』のお話をしていきたいと思います。 そもそも、『江戸前』とは江戸城の前にある海のことで、特に今の東京湾近郊で取れた魚介類のことを指してい…
江戸の『時の鐘』は石町や上野など、合計で10箇所ありましたが今回は『浅草』にある『時の鐘』をご紹介していきたいと思います。 石町の『時の鐘』は2代将軍・秀忠が、そして上野の『時の鐘』は3代将軍・家光の命により設置されましたが、『浅草』にある『時…
現在、東京都台東区にある『上野公園』内に『上野の鐘』が現存しています。 この『時の鐘』は『石町 時の鐘』のつぎに建てられた『時の鐘』になります。 そもそも、上野公園は『寛永寺』の跡地で徳川家の菩提寺であり、江戸城から見て北東になる「鬼門」の位…
前回、江戸時代以前まではまだ日本には「時刻」という概念がなく、朝太陽が昇ったら起き、夜に太陽が沈んだら寝るという生活が当たり前でした。 実際、この時の人口のほとんどが農民であり、いまでは有名な数々の武将たちですら戦(いくさ)になると、普段は…